音月桂が宝塚を退団した理由とは?
当時トップスターとして活躍していた音月さんの突然とも思える決断に、当時、多くのファンが驚きました。
劇団を去る背景にあったものはファンが気づいていない彼女を取り巻く状況や環境だったのです。
新たな挑戦への思いを胸に秘め、新たな道を歩んだ彼女の退団理由を分かりやすく解説します。
音月桂のプロフィールについては、「音月桂はまだ結婚していない⁉ ファンが気になる恋愛観と結婚観」というタイトルの記事にて解説しています。
よろしければ、こちらの記事をご覧ください
音月桂の退団理由
男役に合う女役の育成と人選調整の不足
早期退団の最も大きな理由は、音月さんの男役に対する女役の不在ですが、これには宝塚の人材育成の課題が潜んでいるようです。
主に以下のような背景があります。
男役トップの予想外の退団
音月さんが男役のトップに昇格した背景には、それ以前のトップの引退があったからです。
ただ、そのタイミングが突然すぎたことが女役の人選遅れの1つです。
というのは、音月さんの前にトップだった男役(水夏希さん)とそのナンバーツー(彩吹真央)の退団の時期が比較的近く、ドタバタしているうちに、音月さんにトップが回ってきた。
この巡りの悪さが、女役の不在に繋がっていたと考えられます。
事業環境の変化による興行の低迷
音月さんが退団したのは2013年。
その2年前に東日本大震災が発生し、東日本を中心に国内経済の内需は減速気味でした。
為替レートは98円/$レベルで円高基調にあり、外需も低迷しており、2012年には景気後退の局面に入っていました。
このような環境の中で、宝塚への観客数も伸び悩んでいたため、トップスターとは言え、身の振り方を考える時期だと考えた可能性はあります。
人気の高い男役の、しかもトップスターが何らかの決断をしなければならないと自分自身で判断した結果なのかもしれません。
責任感の現れが、「宝塚退団」となった可能性はあります。
退団の理由は、他にもいくつかあるかもしれませんが、上記が主な退団理由と考えられます。
当時の宝塚ファンが驚いた背景
ファンの心境
今まで宝塚の舞台を見てきたファンにとって、歌劇団の事業運営やスタッフの育成体制などは、全く知る由もないことです。
今まで彼女を応援し続けてきたファンは、驚き以上にショックだったに違いありません!
そればかりか、ファンは宝塚歌劇団の経営の悪化に気づき始めていたようです。
観客数が減少傾向にあることも、トップスターが立て続けに引退することも、経営体制の傾きが関係していることをそれとなく、察し始めていたのでしょう。
そこに本当の驚きがあった筈です。
まとめ 音月桂の退団理由とは?当時の宝塚ファンが驚いた背景
- 音月桂が宝塚歌劇団を退団した理由は、女役の不在、興行収入の悪化などが関係している。
- 彼女を取り巻く環境の変化により、彼女の退団の方向性は明確になっていった。
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