
自衛隊時代にブルドーザーを操縦していた芸人のやす子が、自衛隊に戻る⁉という噂があります。
再び自衛官になるとはどういうこと?
芸人と自衛官の両立はできるの?
これらの疑問を探っていきます!
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やす子は自衛隊員に戻るのか?

自衛隊員に戻るという噂
彼女は高校卒業後、2019年途中まで自衛隊員として、京都・大久保駐屯地の施設課部隊に所属していました。
「任期制自衛官」と呼ばれている自衛隊員です。
しかし、入隊後2年で退職し、芸人の道を歩み始めました。
ただ、芸能活動を続けながら、「即応予備自衛官」という立場で再び自衛官の仕事をしています。
結論を言うと、
「やす子は自衛官に戻る!」とは、芸人を辞めて、自衛官に専念することではありません。
彼女は芸能活動をしながら、予備の自衛官としても活動し、両立させてきました。
しかし、テレビの仕事があまりにも忙しいため、自衛官の活動を休止していた時がありました。
その予備自衛官の仕事を再開するという意味が、「やす子は自衛官に戻る!」という表現になって拡散されたのです。
芸人と即応予備自衛官の活動期間
自衛官を辞めて、芸能活動を始めたのは、2019年9月。
さらに、しばらくして、「即応予備自衛官」(以下、予備自衛官)になりました。
「任期制自衛官」、「芸人」および「予備自衛官」の活動期間を整理すると下の表の通りです。
2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025年 | |
任期制自衛官 | ⭐ | ⭐ | ||||||
芸人 | ⭐ | ⭐ | ⭐ | ⭐ | ⭐ | ⭐ | ⭐ | |
予備自衛官 | ⭐ | ⭐ | ⭐ | ⭐ | ↑ ~3月 | ⭐↑ 4月~ | ⭐⭐ |
この表の中で、ピンクの部分の当たる “2023年4月~2024年3月の1年間” は、自衛官の活動を休止していました。
ということで、「自衛隊に戻る」は、「予備自衛官の仕事を再開する」ということです。
つまり、芸人と自衛官の両方の仕事を両立するということです。
即応予備自衛官とは?
ちなみに、即応予備自衛官とは、その名の通り、
陸上自衛隊において即応性の高い予備要員として任用している官職またはその官職にある者。
身分は、常備自衛官と異なり、非常勤の特別職国家公務員であり、防衛省の定員外の防衛省職員、自衛隊員である。
上記の説明は堅苦しい表現で、理解しにくいですが、簡単に言うと、
月に1回の頻度で訓練に参加するということです。
訓練の頻度・回数は少ないので、本職の芸人の仕事に就きながら、自衛官の訓練に参加することができることが可能です。
芸人と自衛官の両立が可能ということになります。
ただ、その訓練は非常に厳しいです。
具体的には、ほふく前進やスピード重視の移動など、現役さながらの訓練があります。
彼女は以前、自衛隊時代の上官と再会した際、鬼のような厳しい訓練をつけられました。
その時、彼女は「疲れた~」と呟き、険しい顔つきをしていましたが、予備自衛官でも同じことを経験しています。
即応予備自衛官の訓練内容とその重要性
即応予備自衛官の具体的な訓練は、このような内容です。
即応予備自衛官の主な訓練内容
基礎訓練
- 基本的な戦闘技術の訓練
- 体力トレーニング
- ほふく前進や行軍などの基本的軍事訓練
専門技能訓練
- 部隊での専門的な役割に応じた技能訓練
- 医療、通信、機械操作など、各自の職種に応じた専門訓練
シミュレーション訓練
- 実際の戦闘状況を想定したシミュレーション訓練
- 野外でのサバイバル訓練
- 災害対応訓練
連携訓練
- 他の隊員との連携を強化するためのチーム訓練
- 指揮命令系統の理解と実践
精神訓練
- 精神的な耐久力を鍛える訓練
- ストレス管理とメンタルヘルスの維持

部隊の訓練を知らない人には理解できないでしょうけど、めちゃめちゃハードです。
はい~。
訓練は、次の点からとても重要と考えられています。
- 緊急事態や災害時に迅速に対応するため、日頃の訓練は不可欠
- 技術や装備は日々進化しているので、常に最新情報に基づく訓練が必要
- 実際の任務では他の隊員との連携が重要なため、顔を突き合わせた訓練は必要不可欠
- 訓練は肉体的な強化だけでなく、精神的な準備も必要

即応予備自衛官になった理由
そもそも、予備自衛官になった理由は、何でしょうか?
本人は、その理由は2つあると言っています。
1つは、仲間ができるから。
「一度部隊に足を入れると仲間ができて、ノウハウがあるので一般の人よりは災害のときに役に立てるかなという思いでやっているって感じですね」
引用元:sanspo
経験を積んでいるので、素人から始めるよりは即戦力になり、本人のモチベーションも高まります。
彼女が所属している茨城県の霞ヶ浦駐屯地には部屋にベッドもあり、衣食住の心配はないようです。
もう1つは、自衛官と芸人の関係は、切っても切れないから。
仮に、やす子さんが芸人を続けたいと言っても、人気が下がれば、芸能界の仕事はなくなってしまいます。
もし、自衛官の仕事と芸能活動を両立すれば、自衛隊をPRしつつ、常に最新情報を持ちネタにして芸能活動を継続できるかもしれません。
両立は共倒れにならず、一石二鳥です!
完璧にその通りできるかどうかは別としても、どちらかに完全にシフトしてしまう方が失敗するリスクは高いです。
自衛官の匂いのする “やす子” だからこそ、芸人として魅力がある訳です。
しかし、完全に自衛隊と縁を切ると、単なるピン芸人に成り下がってしまうかもしれません。
もしくは、芸人として人気が出ずに、かつ、自衛官でもなけれなば、不安だらけだったでしょう。
芸人をやめて自衛隊に戻ることはできるのか

今回は芸能活動を続けながら、予備自衛官の仕事を継続するという話でした。
ちなみに、彼女は芸能活動をやめて、自衛隊に戻ることはできるのでしょうか?
現在の芸能活動
芸能活動について、2025年2月現在、やす子さんは以下のテレビ番組に出演しています。
テレビ以外にも地方の営業活動もあるでしょうから、超多忙な芸能人のうちの1人です。
- ヒルナンデス!(日本テレビ 11:55 ~ 13:55 木曜レギュラー)
2024年3月までは、「今夜はナゾトレ」(フジテレビ 火曜日 19:00~20:00)に出演。
2024年12月まで「ぐるナイ」(日本テレビ 木曜日 20:00~21:00)に出演。
その他、バラエティーやクイズの番組以外にラジオ番組への出演もあります。
その一方で、即応予備自衛官の訓練は月に1回ですが、常に次回の訓練の準備をしておく必要があります。

両立に必要なスケジュール管理と体力維持
芸人と自衛官を両立させるためには、「スケジュールの管理」と「体力の維持」が必要になってきます。
彼女のスケジュールは、所属事務所とマネージャーが細かく調整・管理しています。
余裕を持った移動時間の確保など、工夫していますよ。
体力維持のため、彼女は自衛官時代のトレーニング経験を活かしています。
毎日のルーティンに筋トレや有酸素運動を取り入れ、食事管理もしています。

芸能活動に役立つ自衛官としての経験
自衛隊で学んできたことは、このようなことに役立っています。
- 訓練で培った体力と精神力は、多忙な芸人の手本になる。
- 自衛隊の規律や時間管理のスキルは、芸能活動にも役立つ。
- チームワークやリーダーシップは、協調性やコミュニケーションスキルの向上に役立つ。
- 自衛隊でのエピソードは、トークやネタの内容に深みやリアリティさを与え、また、部隊のPRにもなる。
彼女はスケジュール管理から体力維持をしっかりやって、芸能活動を続けています。
このことを考えると、今、芸能活動をやめることは賢明ではありません。
実際に、やす子さん本人は、現時点では両立させる方向で活動をしています。
要するに、芸能活動をやめて自衛隊に戻ることはできない状態です。
もし、戻ることがあるとすれば、
- 一般曹候補生(長期間勤務を前提とした隊員)
- 定年制自衛官(終身雇用の隊員)
のいずれかでしょう。
まとめ やす子は自衛隊に戻るのか
- 「再び自衛官になる」という噂があるが、これは一時期、活動を休止していた予備自衛官の仕事を再開すると言う意味である。
- 予備自衛官の訓練は月に1度の頻度であるが、訓練は厳しく、常に次回の訓練に向けた準備が必要である。
- 彼女が芸能活動と自衛官の仕事を両立する目的は、「仲間づくり」と、「芸能活動と自衛官の仕事が互いに持ちつ持たれつの関係にあるから」の2つである。
- 彼女は両立させるためには、スケジュール管理と体力維持が必要不可欠である。
- 彼女は、現時点では芸能活動と自衛官の仕事を両立する方向で活動を続けている。
やす子さんの自衛隊時代の話は、「やす子が自衛隊を2年で辞めた理由は?当初の目的を早く達成した!」というタイトルの記事にて解説しています。
興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。

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