仲野太賀の「生きちゃった」の役柄の魅力と考察!エピソードなど紹介

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仲野太賀の「生きちゃった」の役柄の魅力と考察する画像
引用元:x.com

「仲野太賀 生きちゃった 役柄の魅力と考察」を深掘り!

彼は幼なじみの女性と結婚して娘と家族で3人暮らす一家の主を演じています。

ところが、予期せぬ事件が次々と起き、彼を苦しめていきます。

彼の演技の評価も含めてお伝えしていきます!

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目次

仲野太賀の「生きちゃった」での役柄の魅力と考察

大島優子
引用元:x.com

作品の基本情報と役名・役柄

映画「生きちゃった」

公開年月日:2020年10月3日

監督・脚本:石井裕也

主な登場人物:仲野太賀、大島優子、若葉竜也、毎熊克哉 など

主人公の過去の行動と今までの優しさが幼なじみの妻を追い詰め、2人は離婚に発展。

さらに、妻と娘は生活が苦しくなり、妻は転職先で事件に巻き込まれる。

主人公は妻を失うことで、自ら苦しみを味わう。

このドラマの主人公は仲野太賀さん演じる山田厚久(ヤマダ アツヒサ)です。

主役以外では、

  • 厚久の妻・奈津美に大島優子さん
  • 厚久と奈津美の娘・鈴に太田結乃ちゃん
  • 厚久と奈津美の幼なじみの武田に若葉竜也さん
  • 奈津美の不倫相手・洋介に毎熊克哉さん

が出演し、ストーリーを展開していきます。

家族における夫と妻のコミュニケーションのすれ違いや、家族の運命の移り変わりを描いています。

ちなみに、この作品では厚久、奈津美、武田の3人は幼なじみで、学生時代の思い出を共に共有しているという設定です。

ただ、その割には3人に会話の中に学生時代の思い出が出てきませんね。

実生活での学生時代やその思い出は、いろいろある筈です。

その思い出やエピソードから将来の結婚生活に結びつくものがあるかもしれません。

ちなみに、太賀さんのプライベートで言えば、彼は芸能活動をしながら忙しい中にも菅田将暉さんと一緒に遊んだ思い出があります。

これについて、詳しいことは、「仲野太賀の学歴と学生時代を考察」というテーマでまとめた記事があります。

もし、よろしければ、こちらの記事をご覧ください。

仲野太賀の学歴と学生時代を考察したイメージ画像
主人公以外のメインキャストと役柄

山田奈津美(大島優子)

厚久の妻であり、鈴の母親。

夫には他の女性と約束した女性がいたにも関わらず、最終的に自分と結婚したことで、幸せを感じずに、不倫や離婚に走る。

厚久に対しては常に強気な態度に出る。

武田(若葉竜也)

厚久と奈津美の幼なじみ。

厚久のことを親身になって考え、心配し、彼に寄り添う親友の役柄。

厚久の言動に対しては、いつも受け身の姿勢。

洋介(毎熊克哉)

奈津美の不倫相手。

奈津美の不倫相手で、彼女が離婚した後、鈴と奈津美の3人で暮らし始めるが、実際は”ヒモ”という役柄。

山田透(パク・ジョンボム)

厚久の兄で心の病でふさぎこみがちな役柄。弟の離婚を心配し、弟の妻の不倫相手に仕返しをする。

飯村早智子(柳生みゆ)

山田厚久の元恋人

仲野太賀が演じた役柄は?

山田厚久(やまだ あつひさ) 役

奈津美と武田の幼なじみ。

奈津美の夫であり、娘・鈴のお父さん。

妻に優しく、口答えできない弱気な男。

しかし、同じ幼なじみの武田に対しては、その逆に常に強気な態度で接する。

このように、相手への愛情の深さによって接し方や態度を変えている。

結婚前に付き合っていた女性と妻・奈津美に対しては、優し過ぎて、相手を責めない厚久。

彼の性格は、この作品の最初のシーンでは彼の魅力の1つとして描かれています。

しかし、優しすぎるあまり、自分の言いたいことを押し殺して我慢する性格が、時に自分や周囲の人を悩ませていきます。

一方、同じ幼なじみの武田に対しては、男同士ということもあり、物言いに遠慮がありません。

というのは、この映画のテーマは、「人を深く愛する」です。

それは、「愛情深い相手ほど、相手のことを許してしまう」ということ。

この映画は、視聴者にその点を考えさせる作品でもあります。

家族の為に働くことだけが彼の愛情表現で、そんな彼に悲劇ばかりが起きるじゃないですか。それすらも想いを吐き出すこともなく、押し殺して受け入れる。

引用元:otocoto

主人公の厚久を演じた太賀さんのセリフは主人公でありながら、案外と少ないです。

そのため、彼は表情や態度・行動などで厚久の感情や思いを表現しています。

彼の演技力やキャリアから考察すると、セリフの少ない役柄だからこそ、彼の演技力の見せ場と言えます。

映画のストーリー

幼稚園に通う幼い娘と家族3人で暮らしているシーンから始まります。

家族は、一見、幸せそうに暮らしています。

しかも、それは幼なじみの武田(若葉竜也)にもそのように映っています。

しかし、ある時、夫の厚久が頭痛のため、仕事を早退して帰宅すると、自宅では妻が見知らぬ男と情事の関係にありました。

それを見た厚久はショックを受けます。

しかし、妻を責めることなく、自分の過去の言動を振り返ります。

⭐  ⭐  ⭐  ⭐  ⭐

妻の奈津美は、夫・厚久に幸せな気持ちでないことを打ち明け、2人は離婚します。

その後、奈津美は娘と不倫相手の洋介の3人で暮らし始めます。

しかしながら、洋介はろくに仕事をせず、挙句の果てに彼女に水商売の仕事を勧めます。

そのひと言に奈津美は落胆し、生活費のことが心配になります。

一方、厚久は、しばらくして実家に帰省し、家族(両親と心の病にかかっている兄)に自分の離婚を報告します。

それを聞いた兄の透は、無言のままでしたが、心の中に反発心を覚えます。

⭐  ⭐  ⭐  ⭐  ⭐

ある日、厚久の兄の透は弟の仕返しのため、夜道で洋介を待ち伏せしていました。

厚久の兄・透の存在を知らない洋介は、しつこくつきまとう透を振り切ろうとします。

しかし、透は諦めず、遂に洋介の頭を鈍器で叩き、洋介は命を落とします。

⭐  ⭐  ⭐  ⭐  ⭐

洋介を失った奈津美は依然、生活が苦しく、勤め先のスーパーの店長に仕事を増やしてほしいと頼みます。

しかし、希望は叶わず、彼女は娘の鈴を連れて一人暮らしをしている母を頼ります。

それでも、生活は楽になりません、

そこで、かつて洋介が勧めたデリバリーの水商売に転職しますが、実はその仕事は、身の危険がある仕事でした。

案の定、彼女は客の予期せぬ行動により、自分の命を落とします。

そのため、厚久は彼女の母親に憎まれることになります。

また、娘の鈴は祖母(奈津美の母)のもとで育てられることになりました。

⭐  ⭐  ⭐  ⭐  ⭐

しかしながら、厚久にとって、奈津美や鈴に対する愛情は変わっていません。

そこで、幼なじみの武田に頼み、彼の運転する車の助手席に乗り、鈴がいる家の前まで行きます。

鈴に「鈴はお父さんの宝物だよ。一緒に暮らしたい」とひと言伝えるためでした。

鈴は祖母の自宅の庭にて一人でボール遊びをしていました。

しかし、車内から鈴に気づかれぬ様に娘の姿を眺めるだけで、厚久は何もできませんでした。

武田が機転をきかして、再度、鈴の姿が見える場所を通ります。

それでも、厚久は何もできず、武田が運転する車は通り過ぎてしまいました。

気を揉んだ武田は車を停め、厚久に「一緒に暮らしたい、って直接言えよ!」と何度も彼を説得します。

しかし、厚久は「言ったって、どうにもならない!」と言い訳をして、ただ泣くばかり。

武田は「それなら、なぜ、ここに来たんだ?ただのドライブか?俺は暇じゃないんだよ」と感情をむき出しにします。

さらに、厚久に圧をかけるため、近所迷惑のことなど構わず、車のクラクションを鳴らし続けます。

それから、彼に再度、「思っていることを伝えるんだ!自分の思いを伝えることが大事なんだ」と涙を流しながら言います。

武田がしきりに厚久を説得しているところでストーリーは終わります。

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仲野太賀の「生きちゃった」での演技の魅力と秘話

映画の中での山田厚久と彼の両親
引用元:x.com

山田厚久の演技の見どころ・魅力

この作品は、良くも悪くも、最初から最後まで重々しい雰囲気があります。

厚久の見どころと魅力は、彼のあり余るほどの優しい性格を表現しているシーンです。

厚久は「優しさ=人を愛すること」と考え、結婚をして、家庭を築きました。

また、「働くこと=愛情表現の1つ」と捉えていました。

しかし、優しすぎても、それが妻にとって幸せとは限らないことを家族を失って初めて知ります。

その後、妻が他界し、娘が妻の実家に引き取られても、彼は優しすぎるあまり、娘に自分の思いを伝えることすらできません。

娘への愛情が深いため、自分の気持ちを言葉に出せないところが1つの見どころです。

大切な存在の人であればあるほど、その人に対して言葉を選んでしまい、何も言えなくなるというメッセージです。

その反面、彼は武田に対しては、強気に接してきました。

ここに人に対する愛情の深さの違いがあります。

ただ、映画の最後ではその武田から反論された厚久は泣き崩れるばかり。

最後のワンシーンでは若葉竜也さん演じる武田が厚久に向かって猛烈に自分の意見を主張します。

厚久と同様、号泣しながら厚久のことを思って彼を説得する演技は、まさに演技派の俳優でなければできない演技です。

しかしながら、余談ですが、そのような彼もかつては「演技が下手」と言われ、俳優を諦めようとした時期がありました。

今では信じられないことです。

そのような若葉さんが、どのような道を歩んで俳優を目指したのか、気になりますね。

そこで、「若葉竜也は演技が下手?才能がないと言われながらも賞を獲得」というテーマでまとめた記事を用意しました。

興味のある方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

演技が下手な時を思い出している若葉竜也
引用元:instagram
太賀演じる山田厚久の演技を観るなら、ここに着目!
  • 厚久が元恋人の飯村早智子と別れた理由を妻の奈津美にきちんと説明できず、もどかしくしていたシーン。

「自分には子供ができない」と早智子が厚久に打ち明け、別れを告げたことを、厚久は妻の奈津美には伝えることができませんでした。

  • 鈴に自分の思いを伝えるため、武田が運転する車で鈴のもとに出かけ、彼にしきりに説得されても、厚久が何も言えないでいるシーン

もどかしいゆえに感情を抑えられずに泣いてしまうものの、肝心なことを言葉で伝えることができませんでした。

⭐ここに注目!

大切なものを1つ2つと失っていっても、ただ我慢するだけの彼の演技に注目してみてください。

セリフがほとんどない中で、視聴者に厚久の感情を伝えようとしている彼の演技を見て頂きたい!

それらのシーンには、観る人に考えさせる何かがあると考察します。

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仲野太賀の演技の評価

この映画で太賀さんは、過去のインタビューで次の通りコメントしていました。

映画を観ていくうちに“人間臭いな”って思いました。人は人によって態度が変わりますよね。

引用元:otocoto

厚久の幼なじみの武田に対する接し方と、妻に対する接し方に明らかな違いがあり、その点が鮮明に表現されています。

相手によって厚久の対応や態度が変わる性格は、ある意味、人間っぽいです。

ただ、その人間っぽさの陰には「愛情」が潜んでおり、それが彼が演じる厚久の魅力でもあります。

特に、作品の最後に厚久が娘のことを思い、号泣するシーンは、まさに父親の娘に対する溢れる愛情そのものです。

このシーンを上手く演じることができるかどうかは、この作品の魅力を左右します。

これは適齢期を迎えた俳優と言う視点から考察すると、結婚を見据えて理想の父親をイメージした演技とも言えます。

彼の演技は、今まで一緒に仕事をさせてもらった―行定勲監督や大森立嗣監督から、「仲野太賀は演技が上手いと評価されています。

これについて、太賀さんはこのようにコメントしていました。

役に関しては色々な作家さんや演出家の方々とやることによって枠を広げてもらうという感じです。

引用元:otocoto

自分ひとりだけでは演技の幅を広げることは難しいとのこと。

そのため、自分から作品に関わる人と積極的に関わっていくことで演技力を高めていくそうです。

彼の性格から考察すると、人懐っこいところがありますから、そのキャラを最大限に活かして演技力を高めていくということですね。

仲野太賀と若葉竜也
引用元:x.com

「生きちゃった」での厚久と共演者との関係

メインキャスト以外に太賀さんが共演した役柄とその出演者は次の通りです。

  • 杉田美幸・原日出子:奈津美の母親(鈴の祖母)
  • 山田十郎・嶋田久作:透と厚久の父親
  • 山田花子・伊佐山ひろ子:透と厚久の母親

厚久の身に降りかかる不運を紐解く際、親子という点から考察すると、彼の育ての親の性格や気質は必ず気になることです。

厚久の両親もどちらかと言えば、自分たちの思いをハッキリと伝える方ではなく、心の中に溜め込む役柄です。

そのため、仮に、厚久の両親の人間性の描き方次第では、この作品の深みは大きく違っていたでしょう。

その点を十分に配慮し、両親のキャラクターを描いたことで、厚久の人間味がよりハッキリ現れていると考察します。

厚久の両親も兄も厚久のことを身内として強く思っており、ただし、それぞれの思いに対する表現の仕方は違っています。

兄は力づくで妻の愛人に仕返しをしてしまいましたし、両親はただ見守るだけでした。

それでも、そこに家族の愛情表現があるということもこの作品の魅力の1つでしょう。

出演時のエピソード

この「生きちゃった」の作品を初めて観る人にとっては、何がテーマなのか、一見、分かりにくいかもしれません。

ちなみに、太賀さん自身、脚本を読んでいて、理解し難いセリフがあった時は、

  • どのようにすれば理解できるのか、そのステップを考える
  • 理解できない謎を解明する
  • 演出家さんと深くディスカッションする

のいずれかの手段を取るとのことです。

この映画を魅力ある作品にするために彼は、監督の石井さんと徹底的に話し合いました。

意見はずっとクランクイン前から徹底的に話していました。本当にシーンの隅々まで意見を交わしましたし、石井監督も手の内を明かしてくれました。

引用元:otocoto

共演者の若葉さんも以前、別のインタビューで、

「映画はスポンサーの顔色を伺ったり、視聴率など気にせずに打ち込むことができる」とコメントしていました。

制作者と出演者の思いを作品に込めることができる点は、映画の良さの1つですね。

視聴者の反応

当時、視聴者や彼のファンからはこのようなコメントがありました。

「生きちゃった」は凄かった。仲野太賀よき。

引用元:x.com

『生きちゃった』はマジ名作。『泣く子はいねぇが』はこのタイミングでの公開でなければもっと評価されてたと思う。

引用元:x.com

感情を言葉に表すのが苦手な主人公。
そのせいで自分も苦しみ、奥さんも苦しませる。
最後に感情爆発させてて私も泣いた。

引用元:x.com

仲野太賀らと共演で…愛を言えない男と、愛を聞きたい女と、愛を見守る男の、幼なじみたちの愛に揺れるドラマ☺️

引用元:x.com

⁡⁡仲野太賀の嫁の浮気相手を殺した兄が収監されている刑務所を背景に、家族写真とはシュールだ。

引用元:x.com

視聴者からは「自分の思いや感情を伝えることができない苦しさに共感」というコメントが多かったです。

大切な人に、きちんと思いを伝えることは、やはり誰にとっても難しいことですね。

日常生活の身近なところに苦しみや悲しみが潜んでいるということを改めて知ることができる作品であると考察します。


最後に、このドラマはプライムビデオなどで観ることができるかもしれません。

気になる方は、プライムビデオなどを一度チェックしてみてください。

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まとめ 仲野太賀の「生きちゃった」の役柄の魅力と考察

まとめ 仲野太賀のドラマ「生きちゃった」の役柄の魅力と考察
  • タイトル「生きちゃった」とは、大切なことが言えない主人公が、大切な人を失っても自分は今だ生きていることを皮肉った表現。
  • 太賀さんが「生きちゃった」で演じたキャラクターは、優しく、愛情深いが、それを言葉で表現できない山田厚久の役。
  • 彼は、夫であり、父である限り、仕事に全力を注ぐことこそ、愛情表現であり、一家の主としての魅力であると考えていた。
  • しかし、その反面、妻や娘に自分の愛情を言葉で伝えることができなかった。
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