化粧水は今まで女性だけが使うものでした
しかし、女性の美容意識が高まりが男性にも浸透し、 男性向け化粧水が少しずつ普及してきました
ただ、何から始めればよいのか、見当がつきません
先ずは、肌ケアの必要性、化粧水の効果、選び方、使い方などを知ることから始めましょう
男性が化粧水を使うべき理由
男性の肌の特徴とケアの必要性
男性の肌の質や構造は、根本的に女性とは大きく異なります
以下に男性の肌の特徴をまとめました
・皮脂分泌が多い
男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で皮脂腺が活発に働き、皮脂の分泌量が多い
その結果、毛穴が詰まりやすく、ニキビや吹き出物ができやすい傾向にあります
・厚みがある
男性の肌は女性の肌に比べて真皮層が厚く、弾力性がある
その結果、シワができにくい反面、できたシワは深くなりやすい
・髭剃りの影響
毎日の髭剃りで肌が刺激され、炎症や乾燥を引き起こしやすい
そのため、肌が荒れたり、カミソリ負けによる赤みや痛みが発生することがある
・水分量が少ない
男性の肌は女性に比べて水分保持力が低いため、乾燥しやすい
そのため、肌がカサカサしやすく、外部刺激に弱くなる
以上より、同じ肌のケアと言っても、男性と女性とではその方法は異なります
👨🏼🦰 👨🏼🦱 👱🏼 🧔🏼♂️ 🙍🏼 🙎🏼♂️ 🙋🏼
従って、肌ケアすることの必要性は、以下の5点です
・適切な保湿のため
男性の肌は水分が不足しがちなため、保湿が重要
対策:化粧水や保湿クリームを使用して肌の水分バランスを整えることが必要
・皮脂コントロールのため
過剰な皮脂分泌を抑え、ニキビや吹き出物の予防が重要
対策:皮脂吸着効果のある化粧水や、毛穴を引き締めるトナーの使用が効果的
・髭剃り後のケアのため
髭剃り後の肌は敏感になっていることから、炎症や乾燥を防ぐ必要あり
対策:髭剃り後にアフターシェーブローションや保湿クリームを使用し、肌を落ち着かせることが重要
・日焼け止めの使用のため
男性は、アウトドア派の方は日焼けを楽しむ方も多いかもしれません
ただ、ご存知の通り、紫外線は肌の老化を促進し、シミやシワの原因になります
当たり前のことですが、適宜、日焼け止めを使用して、紫外線から肌を守ることが必要です
・定期的なクレンジングのため
毛穴に汚れや皮脂が詰まりやすいため、しっかりと落とすことが肌トラブルの回避になります
対策:洗顔料を使用し、朝晩の洗顔を行い、清潔な状態を保ちます
可能な限り、洗顔料を小分けして持ち歩き、昼前後にトイレなどで洗顔すると気分的にもスッキリします
肌ケアのポイントは、
・自分の肌質に合ったスキンケア製品を選ぶこと
何が自分に一番合うのかは、小量のものを使いながら、順番に買い替えていくと分かってくると思いますが、詳細は後述します
・効果を最大限に引き出すため、正しい使用方法を守ること
・毎日のスキンケアを習慣化(癖づけ)し、継続すること
これらのケア方法の実践により、男性も健康で美しい肌を維持することができます
化粧水による主な効果
男性も(男性用の)化粧水を使用し続けることによって、
保湿、皮脂コントロール、栄養供給、肌のトラブルの予防、アンチエイジングなどが期待できますが、具体的には、
- 肌のphバランスを整える
- 肌の抗酸化作用やコラーゲンの生成を促す
- ビタミンやミネラルなどの栄養を肌に与える
といったことが期待できます
使用する時のポイントは、
・洗顔後の清潔な肌にすぐに化粧水を使用してくださいね
その方が、保湿効果が最大限に発揮されます
・化粧水を手のひらに適量取り、顔全体に優しくパッティングしてください
それによって、肌に浸透しやすくなります
男性向け化粧水の選び方
肌質に合った化粧水の選定方法
化粧水を選ぶ時は、初めは感覚的なもので結構ですので、
自分は乾燥肌なのか、脂性肌なのか、それとも敏感肌なのか、などの肌質を自覚するところから始めます
並行して、店において、保湿成分、鎮静成分、抗酸化成分、アルコールフリーと謳われているものを候補に選びましょう
また、化粧水のタイプとしては、
さっぱり、しっとり、ジェルの3タイプがあります
主に、乾燥肌や皮脂の多少によって使い分けしますが、自分の好みも考慮してどのタイプを使うか、決めればよいと思います
タ イ プ | 用 途 |
さっぱりタイプ | オイリー肌や夏の季節用 🎐 |
しっとりタイプ | 乾燥肌や冬の季節用 ☃️ |
ジェルタイプ | 肌に優しく、ベタつきにくいのため、混合肌や脂性肌用 ⛈️ |
化粧水の成分チェックリスト
男性に適した成分(ヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンCなど)を含んでいるものを選ぶのが好ましいです
ちなみに、具体的な必要成分は次の通りです
1.保湿成分を含んでいるもの ヒアルロン酸(水分保持力が高く、肌をしっとりと保湿する) セラミド(皮膚のバリア機能を強化し、保湿効果を高める) グリセリン(吸湿性があり、肌の乾燥を防ぐ) プロピレングリコール (PG)(保湿効果を持ち、製品のテクスチャーを滑らかにする) |
2.鎮静成分を含んでいるもの アロエベラエキス(炎症を抑え、肌を落ち着かる) カモミールエキス(抗炎症作用があり、敏感肌をケアする) アラントイン(鎮静効果があり、肌の炎症や赤みを和らげる) |
3.抗酸化成分 ビタミンC誘導体(肌のコラーゲン生成を促進し、抗酸化作用あり) ビタミンE(抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ) コエンザイムQ10(細胞のエネルギー生産を助け、肌の弾力を保つ) |
4.収れん成分 ウィッチヘーゼル(毛穴を引き締め、皮脂分泌を抑える) エタノール (アルコール)(収れん作用あり⇒ただし、敏感肌には注意が必要) |
5.美白成分 アルブチン(メラニン生成を抑え、シミやくすみを防ぐ) トラネキサム酸(メラニンの生成を抑制し、肌のトーンを均一にする) |
6.抗炎症成分 サリチル酸(ニキビ予防に効果があり、角質除去作用あり) イソプロピルメチルフェノール(抗菌作用があり、ニキビの原因菌を抑える) |
7.その他の有益成分 ナイアシンアミド(肌のバリア機能を強化し、シワやシミを改善する) ペプチド(コラーゲン生成を促し、肌の弾力を高める) アミノ酸(保湿効果があり、肌のコンディションを整える) |
有効成分とは反対に、以下のものは極力避けるべきです
アルコール😣 刺激が強く、肌を乾燥させることがあるため、乾燥肌や敏感肌の方は避けるべき |
合成香料😣 刺激を引き起こす可能性があるため、敏感肌の方は避けことがベター |
パラベン😣 アレルギー反応を引き起こすことケースあり(一般的には防腐剤として使われる) |
合成着色料😣 肌に不要な添加物のため |
正しい化粧水の使い方
基本的な化粧水の使用ステップ
化粧水を使うことは、取り立てて難しいことではありません
しかし、正しくない使い方では100%効果が発揮できませんので、正しい使い方をお伝えします
ステップ1 洗顔 | 朝晩の洗顔が基本 手を清潔に洗い、洗顔料を手に適量取り、よく泡立てる 泡を顔全体に広げ、優しくマッサージするように洗う ぬるま湯で十分にすすぎ、洗顔料をしっかり落とす |
ステップ2 化粧水の準備 | 手のひらまたはコットンに化粧水を取る (手のひらの場合は温めることで浸透しやすくなります) 化粧水を500円玉大程度(目安)、手のひらに取り、軽く温めるようにしてから顔に塗る |
ステップ3 化粧水の塗布 | 化粧水を顔全体に広げて均一になじませる (額、頬、鼻、顎に化粧水を点々と置く) 手のひら全体を使って、内側から外側、下から上へと優しくなじませる さらに、指の腹を使って、軽く顔全体をパッティングする |
ステップ4 仕上げ | 化粧水が肌にしっかりと浸透しているか確認する (手のひらで肌を触って、しっとり感を確認) 浸透が足りない場合は、再度少量の化粧水を塗布してパッティングする さらに、化粧水の後に保湿クリームや乳液を塗布すると、保湿効果が高まる |
化粧水の量は、肌の状態や季節によって調整します
例えば、乾燥が気になる時期には多めに、湿度の高い季節には少なめに!
髭剃り後は特に肌が敏感になっているため、化粧水をしっかり塗布し、保湿を心がけます
化粧水を塗る際は手の清潔さを保ち、雑菌が肌に付かないように注意します
化粧水を使わないと後悔する理由
将来的な肌トラブルの予防
化粧水を使わないと、将来的に肌トラブルが起こります
何年、何十年と男性は、肌のケアをしてきませんでした
しかし、過去はさておき、将来の自分のためにケアに取り組むのであれば、以下のリスクを回避するためにも肌ケアは必要です
以下のような肌トラブルが起きます
・肌の乾燥と老化
男性は女性よりも脂質が多いですが、脂質が多いことと水分があることは別です
肌の水分が不足することで、乾燥肌やフケ顔(シミやたるみ)になりやすくなります
・ニキビや吹き出物の増加
適切な保湿がされていない肌は、皮脂の分泌が過剰になります
さらには、毛穴が詰まりやすく、ニキビや吹き出物が増えます
・髭剃り後のトラブル
髭剃りは肌に大きな負担をかけます
つまり、剃った個所の乾燥や炎症を引き起こし、赤みやヒリヒリ感が持続し、肌が荒れやすくなります
・肌のバリア機能の低下
化粧水には、肌のバリア機能を強化する成分が含まれています
従って、化粧水を使わないと、バリア機能が低下します
その結果、外部刺激(紫外線や大気汚染、気温変化などに対する耐性)への抵抗力が弱くなり、敏感肌になります
・健康的な見た目の維持が難しい
保湿不足は、肌のトーンをくすませ、肌が荒れて見えたり、疲れた印象を与えます
まとめ 男性向け化粧水の選び方・使い方
人の第一印象は外見からです
特に顔の表情がその人のイメージを形成します
年齢を重ねる毎に老けていきますが、良いイメージを持つ意味でも顔の肌ケアは大切です
アンチエイジングは、顔の肌ケアだけでは不十分です
しかし、それでもケアをするのと、しないのとでは長い目で見ると、大きな違いが生じてきます
肌ケアは、保湿からですので、洗顔と保湿を習慣づけて毎日のルーティンにしていくことが初めの一歩だと思います
健康・美容に関する記事なら、
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