
HYの「366日」の歌詞はファンからの失恋話がきっかけだった!
ということは、歌詞の意味は分かれた彼への思いを綴った曲?
なぜ、366日?
彼女が歌詞にしたためた思いとは何かを詳しく解説していきます。
HY「366日」の歌詞の意味とは?
ミクスチャーバンド・HY
HYは2000年に結成したメンバー全員が沖縄出身のバンドです。
メタル、パンク、ラップ、ファンク、レゲエなど、複数のジャンルの音楽を融合させた「ミクスチャーバンド」と呼ばれる音楽グループです。
HYは、メンバーの地元である沖縄県うるま市の「東屋慶名(ひがしやけな)」をアルファベット表記にした時の頭文字 “Higashi-Yakena” を取っています。
「366日」は実話に基づいた歌詞
「366日」の歌詞は、実話です。
HYのメンバー・仲宗根泉さんが作詞・作曲しました。
この曲は、2008年にリリースされたアルバム「HeartY」に収録されています。
歌詞の内容は、仲宗根さん自身が別れた彼に対する思いを綴った詞です。
なぜ、別れ話を歌詞にした?
それは、ファンからの手紙に次のようなメッセージがあったことから始まりました。
その手紙には仲宗根さんに失恋の曲をつくってほしい、という依頼がありました。
それを読んだ仲宗根泉さんは、失恋の歌詞をつくることにしたのです。
1日多い理由や作詞のきっかけ
1日多い理由
- 1年365日、あなたのことを思い続けても(時間が)足りない
- うるう年が関係している
の2説があります。
1.は、愛する気持ちは365日という時間では足りないと言う意味です。
2.については、このような説があります。
この曲「366日」は、2008年にリリースされたアルバム「Confidence」の中の1曲で、ドラマ「赤い糸」の主題歌になりました。
そのドラマの主人公が2月29日だったため、1年366日という意味で付けられたという説もあります。
しかし、仲宗根さんご本人は、この説をはっきりと否定し、1.が理由だと述べています。
作詞のきっかけ
詞を作るに当たっては、仲宗根さんにはこのような強い思いがありました。
そこで、彼女はファンのつらい思いを共有するためには、自分の実際の失恋を歌詞にすることがベストだと考えました。
そらから、自分が付き合っていた男性と別れます。
思い切ったことをしましたが、詞が出来た後、その男性とは復縁しました。
ただ、その男性とは結婚には至っていません。
彼女自身、「自分の心の中に既に別れたという思いがあったからでしょう。復縁してもうまくいきませんでした」と語っています。
それから、別の男性と結婚しましたが、離婚し、現在は独身です。
「366日」の歌詞
366日の歌詞にはどのような意味が織り込まれているのでしょうか。
歌詞を見てみたいと思います。
それでもいい それでもいいと思える恋だった
戻れないと知ってても 繋がっていたくて初めてこんな気持ちになった
たまにしか会う事 出来なくなって
口約束は当たり前
それでもいいから…叶いもしないこの願い
あなたがまた私を好きになる
そんな儚い 私の願い
今日もあなたに会いたいそれでもいい それでもいいと思えた恋だった
いつしかあなたは会う事さえ拒んできて一人になると考えてしまう
あの時 私 忘れたらよかったの?
でもこの涙が答えでしょう?
心に嘘はつけない恐いくらい覚えているの あなたの匂いや しぐさや 全てを
おかしいでしょう? そう言って笑ってよ
別れているのにあなたの事ばかり恋がこんなに苦しいなんて 恋がこんなに悲しいなんて
思わなかったの 本気であなたを思って知った恐いくらい覚えているの あなたの匂いや しぐさや 全てを
おかしいでしょう? そう言って笑ってよ
別れているのにあなたの事ばかリあなたは私の中の忘れられぬ人 全て捧げた人
もう二度と戻れなくても
今はただあなた…あなたの事だけで
あなたの事ばかり引用元:HY 366日 歌詞
別れても忘れられない恋人って、人生の中で一度はいるものですね。
もう会えないと分かっていても、知らぬ間に相手のことを思い出し、思いだけが独り歩きしてしまう。
ふと気が付くと、寂しさだけが残っている。
やはり、経験した人でないと、味わえない人生の深みです。
アーティストによるカバー
参考までに、この曲は、シンガーソングライターの清水翔太さんや女優の上白石萌音さんがカバーしています。
女性目線で失恋をつづった歌詞ですが、男性にも響くものがある筈です。
女優さんが歌うことで、失恋に関する映像がイメージし易くなったりします。
また、男女問わずこの曲を聴くことで、多くの人が失恋の思いに触れ、大切なものを見つめ直す機会になるといいですね。
まとめ HY「366日」の歌詞の意味は?
- HYの「366日」の歌詞は、メンバーの仲宗根泉さんが実際に彼と別れた後の失恋の話である。
- 歌詞にしたためたきっかけは、彼女のもとに届いたファンからの「終わった恋だけど、彼のことが忘れられない」という内容の手紙が届き、曲の制作依頼があったため。
- 既に過ぎた恋だと分かっていても忘れられないその思いの強さは、1年365日では足らないくらいのものがある。そこで、曲のタイトルは1年よりも長いと言う意味で、「366日」となった。
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