バーコード決済のPayPayが導入され、キャッシュレス化が一層進み、支払いは効率よくできるようになりました。
しかし、PayPayに組み込まれている「資産運用」のシステムは、いまだに使い方がよく理解できず、「十分に活用できていない」なんていうことはないでしょうか?
そこで、資産運用の始め方~上手な活用までを紹介します。
・PayPayの資産運用の始め方
・長期運用することの意義、理由(メリット)
・PayPayの資産運用の失敗しない運用方法(初心者向け)
PayPay資産運用の始め方 基礎知識
PayPay資産運用とは?
まず、PayPay資産運用について、説明します。
PayPayを通して提供される資産運用サービスになります。
ユーザーはPayPayアプリ内で手軽に投資や資産運用を行うことができ、通常の買い物や決済と同様に簡単に操作することができます。
- 手軽さ(スマートフォンから簡単にアクセスでき、初心者でも手軽に始めることができる)
- 少額からの投資が可能(少額から始めることができ、初めての人でも運用可能)
- 自動運用(プロの運用チームによる自動運用サービスあり、ユーザーは一任するだけでOK)
- リスク分散化(分散投資を行うことでリスクを軽減し、安定した運用を目指すことが可能)
利用するメリットとデメリット
- 手軽に始めることができる
- 少額からの投資が可能
- 自動運用による手間が軽減できる
- 投資であるため元本割れのリスクがある
- 手数料がかかることがある
手軽に始めることができるけど、やはり、投資だから元本は確実に保証される訳ではないのね。
PayPay資産運用の始め方
PayPayアプリのダウンロードと登録方法
PayPayのアプリをまだダウンロードしていない方は、こちら。
その後は、画面の指示に従って操作します。
資産運用機能の利用手順
PayPayアプリをダウンロードしましたら、以下の図を参考にしながら運用コースを選んでいきます
詳しい説明は、こちら。
❶資産運用サービスの選択
PayPayアプリを開き、ホーム画面にアクセスします。
❷「資産運用」タブを選択
ホーム画面のメニューから「資産運用」タブをタップします。(資産運用のページに移動します)
❸投資先の選択
複数の運用コースから希望のものを選びます(乱高下の少ないコースは運用益も少ないですが、安全!)
❹提供される運用プランを確認
提供されている運用プラン(例: ロボアドバイザー、投資信託など)を確認します。
❺運用プランの詳細を確認
各プランの詳細情報を確認し、自分に適したプランを選択します。
❺のプランを選択した後は、以下の手順に従って進めていきますが、投資額を決めることになりますので、最初は少額から始めることが無難です。
千円以下の少額から始めれば、乱高下するコースを選んでも大きな損失はないだろう!
それで、半年、1年、2年と様子を見ながら大損していなければ、そのコースで増額しても良いかもな・・・。
❻投資する金額の入力(選択した運用プランに対して投資する金額を入力、少額から投資が可能)
❼確認画面(入力した金額や運用プランの内容の確認)
❽資産運用の開始(確認が終わりましたら、「運用を開始」ボタンをタップして運用を開始)
❾確認メール(資産運用の開始に関する確認メールが送られてきます)
❿運用状況の確認(アプリ内の「資産運用」タブから、いつでも運用状況を確認できます)
⓫運用設定の変更(必要に応じて投資金額や運用プランの設定を変更が可能)
⓬利益の確認と出金
- 利益の確認⇒定期的に運用状況を確認し、利益が出ているかを確認します
- 出金手続き⇒利益を出金したい場合は、アプリ内から出金手続きを行います
これらの手順を踏むことで、PayPayアプリ内で簡単に資産運用を開始し、管理することができます。
効果的なPayPay資産運用の始め方
リスク分散の重要性
PayPayの資産運用に限ったことではありませんが、投資を行う場合は、ハイリスクハイリターンの選択は非常に危険です。(大きな利益もあるが、大きな損失もあるため)
但し、全額失っても後悔しない程度の少額(数百円とか千円程度)であれば、試しに選んでみるのもよいかもしれません。
その点は、あくまでも個人の責任のもとで決断してくださいね!
長期的な運用のポイント
これもPayPayの資産運用に限ったことではないのですが、出来るだけ長期間運用した方が資産を増やすことができます。
その理屈は次の通りです。
長期間運用することで、複利効果を最大限に活用できるからです。
複利とは、運用で得た利益を再投資すること。(元本と利息の両方に対してさらに利益が生まれること)
そのため、時間が経つにつれて、この効果が大きくなり、資産の増加を加速させるからです。
短期間では市場の変動が大きく影響することがありますが、長期間運用することで、一時的な価格の変動に左右されず、平均的な成長率に基づいて資産を増やすことができるからです。
市場は長期的には成長する傾向があるため、長期的な運用はリスクを分散しやすくなります。
資産運用を長期間行うことで、投資タイミングによるリスクを分散できるからです。
定期的に一定額を投資することで、市場が高い時にも低い時にも投資を行い、平均購入価格を平準化することができるのです。(ドルコスト平均法)
投資の頻繁な売買は、その都度、取引手数料や税金などのコストが発生しますが、長期間運用することでこれらのコスト(手数料)を抑えることができるため。
また、長期的な運用プランには低コストのインデックスファンドやETFが利用されることが多く、運用コストをさらに低く抑えることができるため。
短期間での運用は市場の変動に対する不安やストレスを増大させることがあります。
しかし、長期間の運用を前提にすることで、これらの心理的負担を軽減できるからです。
長期的な視点で運用を続けることで、市場の一時的な下落にも冷静に対処しやすくなります。
これらの理由から、PayPayの資産運用を含む多くの投資は、長期間にわたって行うことが推奨されます。
つまり、長期的な視点で運用することで、より安定した資産の成長を期待できます。
PayPay資産運用の始め方 よくある質問と回答
初心者が注意すべき点
Q:元本割れはありますか?
A:あくまでも可能性ですが、あり得ます。(市場の動向によっては、投資額が減少することがあります)
Q:ローリスクのコースであれば、いきなり高額を投資しても良いですか?
A:ローリスクのコースであっても、最初は少額から始めて、投資の感覚を掴むことが重要です。
Q:少額ですが、ハイリスクハイリターンのコースを選んだところ、短期間で元本割れしてしまいました。
一旦、解約しても良いですか?
A:一概には言えませんが、しばらく(数ヶ月~半年ほど)様子を見てから判断されることをお勧めします。(どうしてもという場合は、解約は問題ありません)
利用する際の手数料や費用
PayPayの資産運用の手数料については、こちら。
まとめ PayPay資産運用の始め方とコツ
現代の日本国内は、とかく資産運用を勧める風潮があります。
将来の日本経済を見据えて、個人の資産運用が大切であるということを遠回しにPRしたいのでしょう。
しかし、投資は長期運用が基本です。
そのため、世代によっては、おすすめできるものとできないものがあります。
その点では、PayPayの資産運用は、少額から手軽に始めることができ、少額であれば、仮に損失が発生しても大損することはありません。
それよりも、損失を生まないように、リスク分散しながら、進めることで投資を学ぶ良い機会になります。
仮に失敗しても、成功しても、その原因を理解し、次に繋げるようにしていくことも大切です。
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