若葉竜也さんの無名時代の活躍を知るためには、彼の初期のキャリアや俳優デビューのきっかけを知ることが必要です
彼は確かにドラマ「ごくせん」の出演時には無名でした
しかし、幸いにも他に若手の俳優が多く出演していたため、彼は着実に自分の演技力を磨き、ステップアップしていったのです
若葉竜也の無名時代の活躍
俳優デビューと初期のキャリア
1989年生まれの若葉竜也さんの俳優としてのデビューとその後の主な出演作品を振り返ってみると、
- 1998年の大河ドラマ「徳川慶喜」に慶喜の幼少期の役として初出演(9歳のとき)
- 2003年7月期に『菊次郎とさき』(テレビ朝日)で連続ドラマ初出演(14歳のとき)
- 2005年に映画『HINOKIO』で初出演(16歳のとき)
- 2005年「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ) に出演
- 2008年にドラマ「ごくせん第3シリーズ」(日本テレビ)に出演
- 2016年に映画『葛城事件』で第8回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞(27歳のとき)
- 2017年に『青の時代 名曲ドラマシリーズ「モーニング娘。“LOVEマシーン”」』(NHK BSプレミアム)でテレビドラマ初主演
- 2020年後半期に放送された連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)朝ドラ初出演(31歳)
- 2024年に『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ)で6年半ぶりに民放ドラマに出演(35歳)
子役から長きに渡ってドラマや映画に出演してきており、少しずつ注目を浴びてきました
若葉竜也が注目され始めた作品
何と言っても賞を取った2016年の映画『葛城事件』ですね
この映画で彼は演技ができる、ということを世間に知らしめました
この映画の監督である赤堀雅秋は、若葉竜也さんのこれまでの映画やドラマでの演技力を見ました
それから、彼が持つ内面的な深さや感情表現の豊かさを高く評価しました
「OK、OK!若葉くん、いいよ」
「その調子だ」なんて褒め言葉が監督からあったかどうかは、定かではありません
その後、2005年「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ)が人気ドラマにランクインし、若葉さんの知名度も少しずつアップしていきます
しかし、当時の共演者には亀梨和也さんや山下智久さんなどの売れっ子スターが出演しており、若葉さんはまだ、その陰で、自分自身を伏せつつも、存在感だけはPRしよう、ともがいていた頃だと思います
「野ブタ。をプロデュース」
- 主な出演者
亀ちゃん、山ピーの他、堀北真希さん、戸田恵梨香さんなど
- 亀ちゃんと山ピーが演じた「修二と彰」はユニットとしてリリースされ、主題歌シングル「青春アミーゴ」はミリオンヒット!
- 原作は、白岩玄さんの「野ぶた。をプロデュース」
原作では、野ブタは男子であるが、ドラマでは女子に置き換え
- ドラマの見どころ
いじめが存在する学校内で、転校生の野ブタ(堀北真希演じる小谷)を修二(亀ちゃん)と彰(山ピー)が彼女をクラスの人気者にする計画を立て、プロデュースする
このドラマの中で、若葉竜也さんは、植木誠(うえき まこと)という役で出演しました
修二、彰、野ブタたち同級生で、何かと学校内でのいろいろな事に関わる生徒を演じたので、彼が画面に映る頻度は多かったです
ドラマ「ごくせん」とは? 若葉竜也が無名時代に出演した作品
「ごくせん」の基本情報と放送概要
既に15年以上も前に放送されたドラマですが、このドラマは第1、第2、第3シリーズとあります
その中でも若葉竜也さんが出演したのは、第3シリーズになります
- 主な出演者
三浦翔平、三浦春馬、蕨野友也のほか、ユージ、前田公輝など
- 主人公の山口久美子(ヤンクミ)は表向きは教師、実はヤクザの跡取り娘で、教育に情熱を持ち、彼女独自の教育方法でもって、生徒たちを心の支えになり、彼らを導いていく
舞台は男子校のため、生徒は男ばかり
- 原作は、森本梢子の同名の漫画「ごくせん」
ヤンクミの実家は、原作ではヤクザのところをドラマでは任侠集団に変更している
- ドラマの見どころ
魅力的なキャラクターと感動を呼び込むストーリーがヒットの要因
経験の浅い若手俳優が多数起用されている点も1つの特徴
教育を通して友情の大切さをテーマにしており、熱血教師と生徒たちの成長が面白く描かれている
ドラマの視聴率と反響
平均視聴率 22.8%
最高視聴率 26.4%(初回放送)
若葉竜也が無名時代に演じた「ごくせん」での役柄
キャラクターの設定と背景
若葉竜也さんが、無名時代に演じた吉田竜也の役って、どんな役柄?
- 吉田竜也の性格は、熱血漢で正義感が強い
初めは問題児として取り上げられ、他の生徒たちと同様、教師に対して反抗的な態度を取る
しかし、少しずつ山口久美子(ヤンクミ)の指導によって心を開き始める
やがて、心が変わり、考え方やものの見方が大人になっていく
役柄の吉田竜也の家庭環境についてはさておき、正義感が強い人は、ものの見方や考え方を正しく導くことで、その正しい方向を進み続ける可能性が高いです
そのため、キャラが変わる前と後のギャップを明確にすることで、視聴者に何らかのメッセージを伝えることができると考えられたようです
ドラマ内での主要シーンと見どころ
- 吉田竜也が、ヤンクミとぶつかることで、心が変わり、ヤンクミの言うことに耳を傾ける
それによって、自分の意見を(ヤンクミの言っていることと照らし合わせて)自分自身で振り返ってみるということが始まる点
- ヤンクミとのやり取りと並行して、クラスメイトとの信頼や関係を深める点
ヤンクミによって、竜也の心に変化が起きると、クラスメイトとの関係性も少しずつ変わるが、その変化点を視聴者には見届けてほしかった
- 竜也が人とぶつかる場面は、所詮、人間同士のぶつかり合いであり、生々しいシーンがあることで、人間らしさを知るという点
若葉竜也が無名時代に出演したドラマ「ごくせん」が与えた影響
俳優としての成長とキャリアの転機
ごくせんの第3シリーズは、とりわけ、若手俳優の経験を積む場的なところになったように思えます
そのため、若葉さんも演技力を認めてもらう機会になりました
キャラクターを演じる能力が磨かれ、役の幅が広がったに違いありません
また、ごくせんは高い視聴率を確保しました
その結果、若葉竜也さんも役柄による影響が大きく、知名度を上げました(キャリアアップの転機になったと言えるでしょう)
結果的に、他のプロジェクトや出演のオファーを引き寄せるきっかけとなり、その後のキャリアの転機となった可能性があります
視聴者やファンからの反応
視聴者より、
若葉さんの演技が視聴者に好感を持たれ、彼の魅力が多くの人に伝わったことで、好意的な反応が多く寄せられました
彼が演じたキャラクターが視聴者の共感を呼び、感情移入しやすいキャラクターとして受け入れられました
ファンより、
若葉さんの演技に感動したファンからは、応援の声や感謝のメッセージが多く寄せられました
若葉さんを支持する意見がより強くなりました
まとめ 若葉竜也が無名時代に出演したドラマ「ごくせん」は分岐点
- 「ごくせん」に出演する前に2005年に「野ブタ。をプロデュース」に出演し、ドラマでの役作りや演技力に弾みをつけた
- 「ごくせん」では新たな役柄に挑戦し、ドラマ自体が高視聴率を上げていたことから、若葉さんの人気度・知名度はアップし、視聴者からの支持も高まった
- 「ごくせん」の後は、映画「葛城事件」で最優秀新進男優賞を受賞し、さらに俳優としての道を究める方向に歩み始めた
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