長与千種やライオネス飛鳥に憧れて女子プロレスに入門したアジャコング。
その彼女が顔を塗りたくり、悪役レスラーになったのはなぜ?
母子家庭で育ち、デビューして4年後に唯一の肉親である母を亡くした彼女。
悪役に徹したことで、興行収入も増え、今の地位を確保することがきた彼女について解説します。
アジャコングが極悪同盟に入った理由
里村明衣子選手の引退ロード
— メタルまーべる (@kyunkyunmetal) November 5, 2024
第2弾発表…!
Sareee選手とアジャコング選手…
素晴らしいカードだ
…
……岩谷麻優選手といつか…
やってほしいね…
横綱vsアイコン…観たいです… https://t.co/V4Go1MaGTU
プロレスラーになったきっかけの1つは、長与千種、ライオネス飛鳥、ブル中野時代のプロレスに影響を受けたため。
そもそも、物心がついたころから男子プロレスを観ていました。
昔、空手着を着ていた長与千種さんを見て、女子プロレスラーになりたいと思ったと言っています。
プロレスのいろはを最初に教えてくれたのはジャガー横田選手。
プロとはなんぞやということを教えてくれたのは、ブル中野。
若手時代は、ブル中野率いるヒール軍団「獄門党」の一員で、のちに「極悪同盟」のメンバーとなるブル中野さんの付き人を務めていました。
ブル中野がいなければ、レスラー・アジャコングは存在しなかったと明言しています。
悪役レスラーは会社による指名
女子プロに入った新人は、試合後の移動バスの中で最初に、「自己紹介」と「一発芸」を披露することがお決まりになっていました。
さらに、長与千種(チコさん)、ライオネス飛鳥(トモさん)、ダンプ松本の3択より、誰に憧れて入ったのかを訊かれます。
このタイミングで面倒を見てくれるレスラーがほぼ決まります。
さらに、1年後に会社側から、「お前はベビーフェイス」、「お前は悪役だ」と言われ、併せてジャージを渡されます。
例えば、ジャージの色が赤色の場合は、ベビーフェイス(善玉)。紺や黒だったなら、ヒール(悪役、悪玉)。
悪役になると、長与千種やライオネス飛鳥のような善玉に憧れていても、彼女たちと戦わなければなりません。
もし、会社から言われた配属になって、善玉として言い渡されても、ベビーフェイスや悪役の先輩から指名された場合は、その指名に従うこともありました。
アジャコングさんは、ヒール(悪役)として指名されたのです。
本人の悩みどころは、憧れだった善玉と戦うことでした。
悪役レスラー誕生の秘話
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— 田村 桃鼓 (@tokotoko105_t) November 5, 2024
今週11/8(金) 20:55~放送
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もう1人の極悪女王 アジャコング @ajakonguraken さんの物語…
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悪役レスラーの存在感
極悪同盟ができるまでは、ベビーフェイスも悪役も同じバスで移動していました。
しかし、極悪同盟ができてからは、会社側がヒール専用の赤いバスを用意して、5~6人ほどの悪役レスラーが、ほぼ貸切状態で乗っていました。
ブル中野さんたちは、座席に布団を敷き、心地よく移動していたとのこと。
彼女たちの活躍によって集客数が増え、存在感が求められていったことになります。
悪役レスラーとしてのアジャコングのイメージ
リングに立った時のイメージを保つため、彼女はリング以外の場所に現れても、その風貌や立ち振る舞いを変えることはありませんでした。
これは、ある意味、悪役レスラーになった者の宿命でした。
過去には次のようなエピソードがありました。
現役時代にバラエティー番組に出演し、芸人との対決で、「遠慮しないでください。思いきりやってもらったほうがリアクションをとれるんで」って言ってきたんで、その言葉にまんまと乗って思いきり蹴飛ばしたら、あばら骨が折れたって(笑)
男子のレスラーだと、素人さんに手を出すことは躊躇すると思うんですけど、女子は逆に躊躇してはいけないっていうほうが大きかった気がします。
ただ、彼女が悪役に徹するためには、彼女のリング上のキャラを維持しなければなりません。
ダンプ松本さんにせよ、家族一同で、悪役の姿をひたすら見届ける必要があります。
身内と本人の和やかな振る舞いは、悪役のイメージをダウンさせるため、家族、友人、知人の協力も大切になってきます。
まとめ アジャコングはなぜ極悪同盟に入った?
- 長与千種やライオネス飛鳥に憧れて女子プロに入ったアジャコングだが、会社からの指名により、ヒール(悪役レスラー)としてデビューすることになった。
- 女子プロでは、会社からの指名により、善玉か悪玉に配属される。(時に、人気レスラーからの指名により、決まることもある)
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