子供が「PayPayを使いたい!」と言った時、親としては、どのように対処しますか?
年齢制限があり、システム上、利用登録できない仕組みになっていれば、その旨を伝えればよいだけです。
しかし、 制限が無い場合、親の判断に委ねられます。
そこで、利用登録の制限や条件のほか、注意点を調査しましたので、紹介したいと思います。
- PayPayの登録制限、利用条件および利用に当たっての注意点
(子供がPayPayを使いたいと言ってきた場合の対処法を知ることができます)
PayPayの利用条件とは?
年齢制限と登録条件
PayPayには、いくつかの利用制限があります。
13歳以上のユーザーは登録が可能です。
もし、未成年のユーザーが利用する場合は、親や保護者の同意が必要となる場合があります。
13歳をクリアしていても、利用において次の制限があります。
(注)ここでの登録とは、新たにアカウントをつくることを指していますので、親が持っているpaypayを借りて未成年が支払い等を行う行為は含まれません。
・支払い方法の制限
残高のチャージは、現金による方法以外に銀行口座やクレジットカードを登録して支払いを行うことができます。
但し、未成年の場合、登録できるクレジットカードに制限がある場合があります。
・セキュリティ対策による制限
これは年齢に関係ないことですが、異常な取引パターン(立て続けに高額の買い物をした時や短期間で大量の取引をした時など)が見受けられる時は、利用が制限されます。
・利用規約やポリシーに違反による制限
他人のアカウントを勝手に使って異常な取引パターンを繰り返し行った場合などは、ご自身のアカウントの利用が一時的または永久に制限されることがあります。
未成年利用時の注意点
登録に当たっては、
まずは、親の同意が必要です。
親が承諾しない中で、未成年が勝手に登録などの手続きを進めることは出来ません。
友だちはみんなPayPayを使っているよ!
私も使いたい!!
その上で、
親や保護者が同意書を提出するか、アプリ内での同意手続きを行う必要があります。
ちなみに、登録後は未成年の利用に際して、保護者が利用履歴を確認することが可能です。
また、一部の利用(あと払い)に関しては、制限をかけることができます。
新規登録が完了した後の運用上の注意点ですが、paypayは年齢に関係なく(送金やチャージなどの)利用に当たって、限度額が異なります。
また、この限度額は、例えば、支払い時は、
- PayPay残高からの支払いなのか
- PayPayクレジットカードからの支払いなのか
- PayPayクレジットカード以外のカードからの支払いなのか
などの違いによって上限額が異なります。
また、チャージする時は、
- PayPayカードとの紐づけができているか
- コンビニのATMでのチャージか
- クレジットカードとの紐づけによるチャージか
によってチャージできる上限額が異なります。
チャージできる金額は、お父さんが決めるから・・・。
特別な場合を除き、クレジットカードと絡めるPayPayの運用ケースは少ないと思いますので、
親が子供にチャージのための現金を渡し過ぎない限り、異常な取引に至る可能性は少ないと思われます。
もし、それ以外で現金を入手して多額の取引をPayPayで行えば、異常な取引の観点から自動的に一時的に利用ができなくなります。
その点は、保護者が定期的に利用履歴を確認し、不正な取引や不適切な利用がないかをチェックする必要があります。
親子で良く話し合い、子供が誤った使い方や異常な取引をしないように理解・納得できていることが大事です。(お互いを信頼すること)
PayPayを利用する利点とは?
電子マネーとしての便利さ
子供(未成年)にお金を与えて買い物などを経験させる限り、現金以外の支払い方法も知っておく必要はあります。
また、未成年であってもスマホは普通に使いこなします。
従って、現金をデジタル形式に変換し、スマートフォンを介して支払いや送金を行うPayPayは、注意すべき点を理解した上で、積極的に利用すべきです。
現金を持ち歩かないという点では、ある面、安全です。
しかし、スマホを落とさないように注意する必要はあります。
既に、バスや鉄道などの公共交通機関ではスマホ決済で乗車できたりします。
そのため、個人的には未成年であっても、時と場所に応じて積極的に使っていくということでよいと考えます。
未成年がPayPayを利用する場合の親のサポート
未成年が安全に利用するための親としてのアドバイスと管理
スマホには指紋や顔の認証がありますが、パスワードは強力なものを設定すべきです。
また、そのパスワードは、出来る限り、定期的に見直すことが理想的です。
あまり細かいことまで干渉することは、親子関係に良くないかもしれません。
しかし、利用履歴を全く確認しないことは、不正を行わないための牽制にはなりません。
親子で話し合って、確認できるようにすべきです。
不審なメールやメッセージには注意し、リンクをクリックしないように言い聞かせることが重要です。
アカウントや個人情報は他人には教えない。
万が一、トラブルに巻き込まれた時には、利用状況、不審な取引および問題をお互い情報共有できるようにしておくことです。
⇒最悪の場合、カスタマーサポートに連絡する。
公共のWi-Fiを利用する際は、セキュリティが担保されている(パスワード入力がある)か確認する必要があります。
まとめ PayPayは何歳から使える?
- PayPayは、親のスマホ(アカウント)を借りれば、年齢に関係なく使うことが可能。
しかし、未成年が自分のアカウントを作成する際は、親の同意が必要。
- 親は、PayPayの一部の利用に関して、制限をかけることができる。
- また、取引履歴の確認が可能。
- PayPayは、現代のキャッシュレス化時代において、現金を持ち歩かないという安全と、公共交通機関も含めて利用可能な店が多いことから、使いこなすことは大切。
- 但し、利用に当たっては、親子で十分話し合い、コミュニケーションを密にしながら、トラブル回避を念頭に置いておくこと。
- そのためには、セキュリティ対策の強化(強力なパスワード設定・更新など)も必要である。
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