『宅浪 知恵袋Ⅱ』は、宅浪の方にとって合格祈願やお守りよりも大切なものです。
知恵袋Ⅰに続き、偏差値の推移、目標の設定などをお伝えします。
ちなみに、『宅浪 知恵袋Ⅰ』は以下のリンクより確認頂くことができます。
今回もよろしくな・・・
期待しとるぞ
偏差値の推移
『宅浪 知恵袋Ⅰ』の最後にお伝えした「私の偏差値の推移」を時間軸で見える化す
ると以下のようなグラフになります。
結論を先に申し上げると、高3の夏休みの終わり頃まではいくら勉強しても偏差
値は変わりませんでした。
なぜならば、自分自身を振り返るに、私は自分の思考回路のが動きが良くなかったと
思っています。
思考回路の働きが良くない、とは・・・。
偏差値が上がらない理由の一つは、
考える力、記憶する力、文章を読み取る力など、大学受験の勉強に必要な頭の
働きが(試験で結果を残せるほど)充分ではなかった
ということです。
所詮、偏差値は44~45でしたから、当時の私の脳の回転(思考の速度や働き)は鈍
かったと思います。
「宅浪 知恵袋Ⅱ」には、このように冷静にまたは客観的に自分自身を見つめること
の大切さも該当します。
つまり、鏡を見なければ自分の姿形を見ることができないように、試験を受けなけれ
ば、自分の正確な学力は確認できないのです。
逆に、出てきた試験結果を冷静に受け止めて、次につながる最適な対策を打つことは
大きな前進です。
受験勉強のために必要な時間(知恵袋Ⅱ)
ちなみに、1日当たりの時間は次の通りでした。
高校時代 2~3年 : 約 8H/日(夏・冬・春休みは12H/日)
宅浪時代 4~6月 : 約 0H/日(アルバイト&夜間の短大に通学のため)
宅浪時代 4~1月 : 約10~12H/日
後悔したくないためにも1日当りの学習時間は最低でも平均8H前後を確保するよう
に努めました。
8Hが妥当なのかどうかは、正直なところ、分かりません。
しかし、睡眠時間をいく分犠牲にして最大限の勉強時間を確保しようと思うと、8H
が精一杯な感じがします。
そのため、当時の睡眠時間は、4~5H/日でした。
昼間はとにかく眠かった記憶があります。
そのため、授業中は居眠りは日常茶飯事でしたが、幸い進学校でなかったので、その
点は救われました。
また、高2~3年の夏季・冬季・春季の休みも8H/日以上を確保しました。
8H/日の勉強は、偏差値が上がるまでは、思考能力、記憶力など、脳の働きを良くす
るためのトレーニングの時間だと思うしかありませんでした。
唯一、勉強時間がゼロに近かった時は、浪人生活が始まって、昼間はバイト、夜は夜
間の学校に通っていた3ヶ月間のみです。(高校卒業後は、宅浪の生活に入る前の3ヶ
月間は、昼間はレストランでバイト、夜は短大へ通学)
「宅浪 知恵袋Ⅱ」には、種まきの時期があるということは、芽が出て、実が成るま
でにはタイムラグがあるということも含まれます。
試験科目
先ほどのグラフの中に「数Ⅰ」があるのは、高3の1学期まで理系として勉強を進め、
また、国立大学を第一希望に掲げていたためです。
実は、高3の2学期から理系→文系に切り替えました。
理由は、
- 物理が思いのほか点が伸びなかったため
- 化学の授業がなく、参考書だけで勉強に励んだが、物理と同様、成果が乏しかったため
の2点です。
数学は偏差値こそ低かったものの、苦手意識は物理や化学ほどではなく、石にしがみ
ついてでもやり抜くつもりで、数学Ⅰを中心にくりかえし問題を解き続けました。
私大の試験では数学の選択も可能なため、日本史と数学のいずれでも受験しても問題
ないように、常に両方の勉強に力を注ぎました。
第一希望の設定に当たって
結果的に同志社大学に合格しましたが、第一希望はあくまでも国立大学(横浜国大)
でした。
というのは、経済的な理由によるものでした。
仮に、特別な理由がないのであれば、私大のみに絞ることでよいと思います。
そうではなく、経済的な事情などがある方は国立も視野に入れてるようにします。
とにかく、目標はあくまでも高く設定すること
それから、そこに近づくための夢を描くこと
さらに、第一志望の大学にあこがれを持つこと
以上の3点が大切です。
例えば、「好きなアーティストがOBだから〇△大学に行きたい」というふうに強く願
うことです。
私は慶▢大学を目指そうっと・・・
可能であれば、キャンパスに出向いて大学生と同じ空気を吸ってみるのもよいでし
ょう。
「何が何でもこの大学へ行くんだ」と心に決めてください。
というのは、それは途中で挫折しないための楔(くさび – Wikipedia)となるからで
す。
まとめ(宅浪 知恵袋Ⅱ)
まとめると、次の通りです。
・試験結果より、自分には何が一番不足しているのか、冷静に考えてみる ★★★★★ ・偏差値を上げるためには、偏差値が上がっていくにふさわしいだけの頭脳 のトレーニングが必要 ★★★★ そのためには、勉強(≒偏差値を上げるための頭脳のトレーニング)時間 を多く確保する必要がある ★★★★★ ・第一希望は偏差値の高い大学とする。また、志望校はあこがれの強い大学 とし、「何が何でもこの大学へ行く」と心に誓う。 ★★★★★ (★の数は5段階で、多いほど重要) |
偏差値は低ければ低いほど、伸びしろがあります。
考え方によっては、それはとてもラッキーなことです。
しかし、いくら伸びしろがあるとは言え、1ヶ月や2ヶ月程度で偏差値が上がり始める
可能性は極めて低いです。
それは、種まきの時間が必要ということです。
しかし、種を蒔いて芽が出て、花が咲き、実が成るまで、1ヶ月や2ヶ月ではとうてい
無理です。
同じことが受験勉強にも当てはまります。
じっくり腰を据えて取り掛かるべきです。
もし、既に宅浪生活を始めている方は、今日からでも生活のリズムを見直すと、夏前
までには何らかの変化が出てきます。
その状態で、夏場を乗り切れば、秋には違った景色が見えてくる筈です。
この続きは、続編の「宅浪 知恵袋Ⅲ」にてお伝えします。
参考までに、以下のリンクを参照ください。
コメント